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中薬学・A型問題(4)

4.渋味薬の作用はどれか?

A. 発散、行気、行血
B. 補益、和中
C. 収斂、固渋
D. 軟堅、瀉下
E. 燥湿、泄降

解答と解説

 五味の作用を覚えておくことは中薬学の基本中の基本になります。そこで、ここは楽勝ではないでしょうか。
 渋味薬の作用は相似であることを知っておきます。

 渋味薬は、多くは、虚寒、泄瀉、頻尿、滑精、出血などの証に用いられる。例としては、竜骨、牡蛎などの渋精作用や、赤石脂の渋腸止瀉作用がある。

 答えは「C. 収斂、固渋」となる。

 イメージとしては、渋い味がする食べ物は口のなかでぎゅうっとするが、このぎゅうっとするのが”収斂”に通じるものがあるので、そこから体感として覚えておくとよいだろう。

 ちなみに、残りの選択肢を見ておこう。

「A. 発散、行気、行血」は辛味。
「B. 補益、和中」は甘味。
「D. 軟堅、瀉下」は鹹味。
「E. 燥湿、泄降」は淡味。

五味ついての詳しい解説はこちらから

参考資料

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この問題の解説者

源保堂鍼灸院・薬戸金堂 瀬戸郁保 鍼灸師・国際中医師

瀬戸郁保
IKUYASU SETO

鍼灸師・国際中医師

東京の表参道で源保堂鍼灸院、漢方薬店・薬戸金堂を営んでいます。東洋医学らしい鍼灸、東洋医学に沿った漢方薬の処方を追究しています。身近なところから、そして世界の人々が今よりも健康で、しあわせになることが目標です。

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