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中医基礎理論・A型問題(4)

4.証候の虚実のうち「実」を示すのはどれか?

A. 体質壮実
B. 精気旺盛
C. 邪気が亢盛
D. 病邪内生
E. 外邪侵襲

解答と解説

この問題は少し迷うかもしれません。

まずこの設問でしっかりと頭に入れておくべきことは、「証候の」というところにあります。ここを履き違えてしまうと、迷う問題になってしまいます。

では、「証候」の「実」というのは、どんな状態を指すのか?

「実」とは、生気と邪気が戦っている状態のことで、急性進行性の疾病のことを言います。この状態は、生気も邪気もどちらも旺盛で、今まさにどちらかがどちらかを倒そうとしているときです。
 例えば風邪の引き初めで熱が出ているときなどは、生気と邪気が戦って拮抗している状態ですから、「実」ということになります。
 ということで、これだけでも「C.邪気が亢盛」というのが正しいことがわかります。

しかし、「証候の」という条件を見落としていると、「A.体質壮実」は元気が溢れている体質という意味では「実」ですし、「B.精気旺盛」も生気が充実しているわけですから、「実」といってもおかしくはありません。
 また、「E.外邪侵襲」も、邪気は外から侵襲してくるもので、侵襲してくる時点では、邪気が強いからこそ入ってくるわけですから、そういう面からは「実」の条件を指してはいます。

 ということで、迷い始めるととことん迷ってしまいそうな問題です。

ここは「証候の」という設問に注意して答えを導いていきましょう。

参考資料

東洋医学の用語集

鍼灸・漢方薬・薬膳など、東洋医学や中医学の用語を解説したサイト
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この問題の解説者

源保堂鍼灸院・薬戸金堂 瀬戸郁保 鍼灸師・国際中医師

瀬戸郁保
IKUYASU SETO

鍼灸師・国際中医師

東京の表参道で源保堂鍼灸院、漢方薬店・薬戸金堂を営んでいます。東洋医学らしい鍼灸、東洋医学に沿った漢方薬の処方を追究しています。身近なところから、そして世界の人々が今よりも健康で、しあわせになることが目標です。

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