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中医基礎理論・A型問題(6)

6.陰陽の特性を最もよく表わしているのはどれか?

A. 内と外
B. 明と暗
C. 上と下
D. 左と右
E. 水と火

解答と解説

この問題のポイントは、説問の趣旨が、「陰陽の基準になる絶対的なものは何か?」ということ。

陰陽というものは、本来は相対的なもの。
 例えば、「B.明と暗」であるが、今ここで、「黒」「白」、そして「灰色」を出して考えてみよう。
 黒と白を比較すると、黒が暗で白が明ということになる。
 次に、黒と灰色を比べると、黒が暗で灰色は明になる。
 さらに、灰色と白を比べてみると、灰色は暗で、白は明となる。
 このように、灰色は比べる相手によって明になったり暗になったりする。
 つまり、明と暗は相対的に決まるものであって、絶対的なものではない。

 同様に、上下もそうだ。
 例えば10階建てのビルがあったとする。
 1階と10階を比べると、1階が下で10階は上であるが、では、5階と比べてみよう。
 1階と5階でみると、1階が下で5階が上。
 5階と10階を比べると、5階は下で10階は上ということになって、5階は比較する階によって上にも下にもなる。

このように考えると、「E. 水と火」だけは絶対的な存在であることが分る。
 ということで、答は「E. 水と火」となる。

絶対的な陰陽、相対的な陰陽というのは、身体を観るときにはとても重要な視点となる。ここは試験なので覚えることが先決となるが、臨床で使える知識としてしっかりと理解しておく必要がある。

参考資料

東洋医学の用語集

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この問題の解説者

源保堂鍼灸院・薬戸金堂 瀬戸郁保 鍼灸師・国際中医師

瀬戸郁保
IKUYASU SETO

鍼灸師・国際中医師

東京の表参道で源保堂鍼灸院、漢方薬店・薬戸金堂を営んでいます。東洋医学らしい鍼灸、東洋医学に沿った漢方薬の処方を追究しています。身近なところから、そして世界の人々が今よりも健康で、しあわせになることが目標です。

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