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中医基礎理論・A型問題(7)

7.「陰勝れば則ち陽病み、陽勝れば則ち陰病む」とは、陰陽のどの関係を説明しているか?

A. 陰陽交感
B. 対立制約
C. 互根互用
D. 消長平衡
E. 相互転化

解答と解説

 この問題のポイントは、陰陽の関係をしっかり理解できているかどうかにある。

 陰陽は相互に影響を受け合う関係であり、また、お互いがお互いを必要としている存在というもの。そして、陰陽は両極でお互いを制約し合う関係でもある。

 説問にある「陰勝れば則ち陽病み、陽勝れば則ち陰病む」は『黄帝内経』の一文であるが、これは、「陰が強くなってくると、その反対の陽を傷つける。陽が強くなってくると、その反対の陰を傷つける」と意訳することができる。

 つまり、陰陽がもっている対立制約の関係を示している。

 よって、答えは「B.対立制約」となる。

参考資料

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この問題の解説者

源保堂鍼灸院・薬戸金堂 瀬戸郁保 鍼灸師・国際中医師

瀬戸郁保
IKUYASU SETO

鍼灸師・国際中医師

東京の表参道で源保堂鍼灸院、漢方薬店・薬戸金堂を営んでいます。東洋医学らしい鍼灸、東洋医学に沿った漢方薬の処方を追究しています。身近なところから、そして世界の人々が今よりも健康で、しあわせになることが目標です。

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